いつでも同じように   BY明日狩り

次は、こう言って下さい。

僕の体をぎゅって優しく抱き締めたすぐその後に。













「オビ=ワン、どこが一番感じるんだ?」って。












そう言われると恥ずかしくて、死にそうになる。




でも、一番感じるところがすぐにきゅんってなって、マスターに触って欲しくて堪らなくなる。我慢できなくなる。




だから僕はいっぱいためらって、それからこう言います。












「ナカを……えぐってください」










服を着たままで、キスさえしていないのに。


マスターの太くてごつごつした指が僕のローブを手繰り、ズボンをめくって、谷間を割って入ってくる。




それだけで僕はもう息が苦しくて、胸が高鳴って












(だって……だって、期待してる……から……)












恥ずかしいくらいに声が震える。















「ああっ……マスタぁ」









「ココが一番感じる、と言ったのはお前だろう」





「そ、うです」




















入り口を指でほぐされて、もう奥の方が堪らなくなる。










今すぐ根元まで一気にえぐりこんで欲しい。




でもそんなはしたないことは言えない。










ただ体をよじって欲望に耐えながら、早くあなたの指が僕に突き立てられるのを祈るばかりで。









ほんのちょっとだけ中に入った指が、入り口を広げて動くのが好い。





それからズブズブとゆっくり中に埋め込まれて行くのが好い。









僕が感じる場所をあなたの指は良く知っているから、僕はただ待っていればいい。



そうすればあなたの指は、そこをちゃんとこすって、僕に声を上げさせる。












「ああっ……そこっ」





「ここだろう?分かっているよ、オビ=ワン……」






僕の心も体ももう、あなたの指一本でめちゃくちゃにされてしまう。



僕は恥ずかしいのも忘れて腰を揺さぶり、みっともないくらい声を張り上げる。












「い、挿れてマスターッ!早く、マスターのが欲しい!」













「私の、何かな?」












「マスターの、マスターの太い、の……」







もう貫かれることしか考えられないから、どんなに恥ずかしいことだって言えちゃう。





「よし、挿れてやる」



マスターはこういうとき、たいていあんまり意地悪しないでしてくれる。





だから僕は思うさま快楽を貪れる。








マスターの固くて太いのが押し込まれて、僕はそういうとき、指で感じた快楽よりもずっとずっと大きな。





……喜びを一緒に感じる。




マスターとひとつになれた喜びが、快楽以上に僕の理性を飲み込んでいく。















そしてあとはもう、覚えていられないくらい、記憶が真っ白になるくらい、

声を上げて、

あなたを求めて、

欲しがって、

善がって、

動いて、

締め付けて、

鳴いて、

喘いで、

よじって。




















マスターと一緒に、達くのが好き。





  <<END>>



やまなしおちなしいみなし。保存時のテキスト名は「QOやるだけ」でした(笑)。私のクワオビはこんなんかい!? ……クワオビってラブラブが基本だから書くことないんですよ。書くとしたらJAみたいにストーリー性のある物語か、小さなエピソードのスケッチか、どちらかなんですけど、スケッチ系って割と苦手なので……。ネタを拾うのが苦手なのです。クワオビはオフラインで長編小説を予定してますので、そっちで宜しくしてください。
これ、元々は忍城さんへの応援(?)メールでした。「電車の中が暇だから何か送れ」といわれ、PCで打って即興でケータイに送ってあげました。大喜びされました。SS書きが友達にいると、いいよぉ? お得だよぉ?(笑)


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