かわいいぱだわんEpisode3〜二つの塔(?)〜     BY明日狩り

 昔々、遙か銀河の彼方に、ジェダイという修行僧の集団がありました。
 修行し、業を極めた者はマスターの称号を受けました。
 しかし修行僧なので恋愛は許されていません。そして、ジェダイの才能は決して遺伝しないのです。

 だからジェダイは、才能のある子供を宇宙中から捜し出してきて、自分の弟子にしました。
 息子を生み育てる代わりに、その弟子をわが子同様に育てて自分の業を伝えるのです。

 弟子は、自分の子供と同じ。
 そう、「赤ん坊の頃に」弟子を見出し、「赤ん坊の頃から」一人前になるまでマスターの手で育てる。それがジェダイの習わしでした。(←この辺、設定なので要注意)

 これは、そんな親子のようなある師弟の物語です。





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 今日の修行は、言語学習。
「いいか、オビ=ワン。しっかり聞いているんだぞ?」
「いえす、ますたっ」
 オビ=ワンが緊張した面持ちで、うなずいた。

 宇宙を股に掛けて活躍するジェダイたるもの、各種言語の習得は重要な課題である。現地の言葉が使えるかどうかはコミュニケーションの取りやすさだけでなく、相手から信用を受けられるかどうかにもかかわってくることがある。それに気難しい種族だった場合、共通語を使っても毛嫌いされることだってある。
 すべての言葉を習得することは到底不可能だが、勉強してしすぎることのないジャンルだ。

「ではいくぞ。えー、『くまはおおきなもりに、ひとりですんでいました。くまはまっくろで、からだがおおきくて、つよいうでとふといあしで、のしのしともりをあるいていました……』」
 マスターは目の前に広げた絵本をゆっくり声に出して読んでいく。オビ=ワンはマスターのひざの上に乗って、マスターのお話を聞きながら一生懸命くまの絵に見入っている。

(くまはもりのなかにひとりですんでいます。くまはおっきくて、つよくて、のしのし……)
 オビ=ワンは絵本からはみ出しそうなくらい大きく描かれたくまを見ながら、マスターのお話を繰り返し思い浮かべた。
 一生懸命読んでいないと、時々眠くなってしまうことがある。そういう時はたいてい、くまの姿がマスターになって、頭の中では森の中をのしのしと歩いていくマスターが浮かんでくるのだった。

 オビ=ワンは修行熱心なので、何度でもこの絵本を読んでもらいたがる。『くま、まちへいく』を読んでもらうのはオビ=ワンのお気に入りの修行で、大きなくまがのしのしと歩いていく様子は何度見ても飽きなかった。
「ほら、くまが歩いていくんだな。ここにウサギが隠れている。他にも動物はいるかな?」
「はいっ、ここにりすがいます。それからうまもいます。どうぶつはくまがおおきいのでかくれています」
 はきはきと答えて、オビ=ワンは何度も絵を見返した。他にもどこかに動物が隠れているかもしれない。画面のあちこちに森の動物が描かれているこの絵は、何度見ても新しい動物が見つかるような気がするのだ。

(ああ〜おりこうだなぁ私のパダワンは……)
 絵を丁寧に指でなぞりながら動物を数えているオビ=ワンをひざに乗せて、クワイ=ガンは胸にこみ上げる幸福感に浸りきっていた。
 小さいながらも言葉を覚えようと一生懸命修行に励むパダワンに、絵本を読んであげる幸福。この幸せなひと時を誰にも邪魔されたくない、とクワイ=ガンは心から思った。

 特に、マスター・ドゥークーとかには。
 絶対に。

 もう今日は誰が来ても扉を開けない。そのためにドアのチャイムはあらかじめ切ってあるのだ。用意周到、準備万端で絵本に取り組むクワイ=ガンである。

「さて、では次に行くぞ?」
 他に動物が見つからないオビ=ワンに声をかけて、ページをめくる。本当はオビ=ワンの左手のところに小さなタヌキのような生き物が隠れていたのだが、あえてそのことは言わなかった。次に絵本を読むときの、お楽しみだ。
 きっとオビ=ワンは絵を見ながら「あっ、ここにたぬきがいました」と言うだろう。「前はいなかったのに!」と言って驚くパダワンの顔を想像して、クワイ=ガンは今から顔がほころぶのを止められなかった。

「えーと、『くまは、のしのしともりをあるいて……」

 ぷるるるるるるるるる。

「あっ、こむりんく」

 ぷるるるるるるるるる。

(ちっ、誰だこんなときに!)

 そのとき、クワイ=ガンのコムリンクの呼び出し音が鳴った。近頃オビ=ワンと楽しいひと時を過ごしていると、必ずと言っていいほど邪魔が入る。たまにはそっとしておいてくれとクワイ=ガンは渋面を作った。
 手を伸ばしてコムリンクを取り、それがマスター・ドゥークーであったらすかさず切ろうと身構える。

 ピッ。

「…………………………」
 相手の様子を窺うように沈黙していると、聞き覚えのある声が向こうから話しかけてきた。
「やあ、クワイ=ガンか?」
「なんだ、メイスか」
 何の用だ、と問う前に勝手に話してくる。

「何だはないだろう。お前の部屋のドアホンが壊れているようだからわざわざ教えてやったのに。早く直したほうがいいぞ」
「ああ、そのことならいいんだ」
 わざと切ってあるから、という言葉を心の中でつぶやいて、コムリンクを切ろうとする。
「いいならいいが、とにかくここを開けてくれ」

「は?」

「今、お前の部屋の前に来ているんだが」

 そんなことは聞いていない。

(まったくどうしてこう、みな私たちの邪魔ばかりするんだろう……)
 クワイ=ガンはため息をついて、ひざの上の可愛い天使を見下ろした。パダワンはマスターがお話をしている最中、おとなしく絵本のページに見入って待っている。早く続きを読んでやりたいところだが、とにかく出なければならない。

「オビ=ワン、客が来たようだ。続きはすぐ読んでやるから」
「はぁい」
「かっ…………かわいいかわいいっあああ私のぱだわんっ」
 振り返ってにっこりと笑う愛らしいパダワンを、クワイ=ガンは抱き上げてほお擦りしてキスしたあげく、高い高いを3回ほどしてやると、抱きかかえたままドアへと向かった。
 
(ちっ…………まったく邪魔ばかり……)
 たいした用でないならさっさと追い返そう、とクワイ=ガンは扉を開けてやった。

「やあ、クワイ=ガン」
「久しいな、メイス」
 満面の笑みを浮かべて(と言ってもメイスの場合、目を少し細めて嬉しそうに唇を結んでいるだけなのだが)立っているメイスは、クワイ=ガンと同じように腕に幼いパダワンを抱いていた。
 いつになくうきうきと浮き足立つメイスに、何かいいことでもあったのか、といぶかしげな視線を送る。

「どうした、そんなに嬉しそうな顔をして」
「いや、それがすごい発見をしてなっ!」
 ますます胡散臭げな視線を投げかけて、クワイ=ガンは腕の中のパダワンと顔を見合わせる。オビ=ワンが不思議そうにこう言った。
「ますた、ぼくあのこしらない」
「ん、ああ、そうか」

 メイスが腕に抱いているパダワンは、メイスに似た褐色の肌の女の子だ。ブレイド以外にも三つ編みを何本も結い、それを輪にして後ろに垂らしている。エキゾチックな顔立ちが可愛いと評判の子だ。もちろん、それをメイスがことあるごとに自慢しているのは言うまでもない。親を惨殺された悲劇的な過去もあって、デパはジェダイ聖堂の皆に可愛がられていた。

「お前はまだ知らなかったか。これはメイスのパダワンで、デパだよ。……デパもうちのパダワンを知らなかったかな?」
 デパにオビ=ワンを紹介しようとすると、すかさずメイスが制する。
「おっと待った、クワイ=ガン」

 メイスが自信たっぷり、といった表情でにやりと笑う。まったくもって今日のメイスの考えていることはわからない。クワイ=ガンは眉をひそめた。
「ふふふ、みなまで言うな、クワイ=ガン。それはもうデパちゃんに教えてあるのだ」
「え?」
「ほら、デパちゃん。誰だかわかるかな?」

 そう言うと、メイスは腕に抱いたデパにオビ=ワンを示した。デパは黒目がちな瞳でじぃ〜っとオビ=ワンを注視する。メイスに抱きついたままじっとオビ=ワンを見つめて微動だにしないデパは、コアラか何かのようだ。
「………………………………」
「あ、あの…………………………ぼく……」
 困ったオビ=ワンが何か言おうとしたが、メイスとデパの真剣な眼差しに気おされたのか、そのまま口をつぐんでしまう。

「…………………………………………………………」

「…………………………………………………………」

「……………………………………………………………………………………………………………………」

「…………………………………………………………………………………………………………………」

 デパはメイスにしがみついたまま、じっとオビ=ワンを見つめている。

「…………………………………………………………」

「…………………………………………………」

「…………………………………………………………………………………」

「…………………………………………………………う…………」

「…………………………………………………………………………………………………………」

「…………うぁ……」

 見つめられているオビ=ワンの顔が歪み、のどから小さなうめき声がこぼれる。そのとき、今までぴくりとも動かなかったデパが口を開いた。

「おびわんけのーび」

「おおっ当たりだデパちゃん! そうだこれがオビ=ワン・ケノービだぞ。よくわかったな! さすが私のデパちゃんだっああああ素晴らしいっ偉いぞデパちゃんっ」
 メイスがすごい勢いでデパを褒め倒し、高い高いして頬擦りしてほっぺにキスしていいこいいこしてぎゅっと力いっぱい抱きしめる。されている当のデパは相変わらずの無表情のまま、なすがままになっていた。

 クワイ=ガンは目の前で展開されている親バカっぷりに内心呆れつつ、
(別に名前なんか言えたってそんなにたいしたことでもないだろう。くそっ、オビ=ワンだって物覚えは悪い子じゃないんだぞ。もうすぐきっとひらがなだって読めるように……)
 実は、すごく嫉妬していた。

「ああわかったわかった、デパはすごいな。これでいいだろう。じゃあな」
 とっとと追い返して絵本の続きでも読んでやろう、とクワイ=ガンはおざなりに手を振る。まだデパに気をとられているメイスを放置して部屋へ帰ろうと、オビ=ワンを抱え直した。

 その瞬間。

「うわぁああああああ〜〜〜〜〜〜〜んっ!!」
「オビ=ワンッ!?」

 沈黙に耐え切れなくなったのか、展開の速さについていけなくなったのか、オビ=ワンが泣き出してしまった。あわてて揺さぶりあやしてやるが、怖いものでも見たかのようになかなか泣き止まない。

「オビ=ワン、オビ=ワンッ!?」
「うあああああ〜〜〜〜〜んっ」
「おびわんけのーび」
「そうだなデパちゃん、オビ=ワンだよ。どうして泣いているんだろうなデパちゃん?」
 大人2人、子供2人がそれぞれ勝手なことを言っていて、もう訳がわからない。

 そこへ、
「おお、賑やかだな。どうした?」
 ひょっこり姿を現したのはクワイ=ガンの元マスター、ドゥークーだった。

「げっ」
 混乱した状況を更に悪くすること請け合いの要注意人物に、あからさまな拒否を示すクワイ=ガン。そんなことはお構いなしに、ドゥークーはおやおや、と親しげに近づいてくる。
「どうした2人とも、パダワン連れて」
「どうもこんにちは。ほら、デパちゃん。誰かな?」
「…………………………………………」
「うわぁぁあああああ〜〜〜〜〜〜んっ」
 オビ=ワンが泣き喚いている横でまた「デパちゃん誰かな」を始めるメイスに、殴り倒してやろうかと思うプチ・ダークサイドなクワイ=ガンであった。

「デパちゃん、これは誰かわかるかな?」
「…………………………………………」
「おお、今マスター・ウィンドゥが誰彼なく見せ回っていると言う噂の『デパちゃん誰かな』か。」
 ドゥークーが嬉しそうにデパの無表情な顔を覗き込む。自分のパダワンに気をとられまくっているクワイ=ガンこそ知らなかったが、メイスの『デパちゃん、これは誰かな?』は聖堂内では誰もが知っている最近のトップニュースだった。

 デパは小さな瞳でじっとドゥークーの顔に見入り、そしておもむろに口を開いた。
「ますたーじゅーくー」
「ははは、当たってるぞデパ。うんうん、よく覚えたな」
 ドゥークーは愉快そうに笑うと、別段面白くもなさそうにメイスにしがみついているデパの頭をなでてやった。
「ふふふ、私のパダワンはすごいでしょう可愛いでしょう偉いでしょう賢いでしょう」
「ああ、さすがだな、マスター・ウィンドゥ」
 この上なく嬉しそうなメイスに、ドゥークーは優雅な口調で賛辞を述べる。

(ああああもう馬鹿ばっかり……くそぅ……)
「うわぁああああんっああああんっ」
 腕に泣き喚くオビ=ワンを抱きかかえ、目の前ではパダワン自慢をやられ、クワイ=ガンの眉間のしわはどんどん深くなっていく。

 不機嫌そうなクワイ=ガンに気付いたドゥークーが、にこやかに話しかけてきた。
「それにしてもどうした、オビ=ワン?」
「それが……急に泣き出してしまって」
「おお、どうしたどうした。ジェダイの子が泣くんじゃないぞオビ=ワン?」
「ワタシハシカトデスカマスタードゥークー」
 ドゥークーは泣いているオビ=ワンによしよしと近づくと、有無を言わさずにクワイ=ガンの手から奪い取った。

「ああっ!」
「よしよし、どうしたオビ」
 ドゥークーの腕に抱かれたオビ=ワンは泣きじゃくりながら、自分を抱いている人がマスターでなくなったことに気付いたらしい。ドゥークーを見上げ、不思議そうに首をひねった。
「ますた?」
「違うよ。私はお前の、さしずめおじいちゃんといったところかな?」
 ドゥークーはにこやかに教えてやる。オビ=ワンはぐずりながらも、見覚えのある顔が誰だったか思い出そうとしているらしい。じっとドゥークーの顔に見入っている。

「あっ、ますたのますただっ」
「そうそう、よく覚えていたな。デパも偉いがオビも偉いぞ。幼いのに賢いパダワンが揃っているじゃないか」
 偉い偉いと言いながら頭をなでてやると、褒められたオビ=ワンは鼻をすすり上げ、満足そうににっこりした。
「えへへ」

(ぐわぁああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ)
 心の中でクワイ=ガンは地獄の苦悩に身悶える。
 どうしてこう、いざというときに現れては美味しいところを持っていくのか、この毒マスターは!?
(このままではパダワンとの信頼関係も失われてしまうじゃないかっ)

 オビ=ワンを取り返そうと手を出すが、ドゥークーは巧みな身のこなしで可愛い幼な子を奪わせない。
「おお、オビ。泣き止んだな。偉いぞ」
「あいっ、ますたのますた」
「そうそう、ドゥークーと言うんだ」
「ますたのじゅーくー」
「ははは、オビは覚えが早いな。いい子だな」

 褒めながらにこやかにオビ=ワンをあやす手腕は、さすが多くの有能なジェダイを育て上げてきたドゥークーだけあって見事だった。そしてオビ=ワンを取り返そうとやっきになるクワイ=ガンから身を翻してそれとなく逃げ回る様子は、もっとも優秀なジェダイの1人と言われるだけのことはあって優雅かつ巧妙だ。
(さすがはマスター・ドゥークー)
 デパを腕に抱きながら、メイスも尊敬の念を隠せない。

「くっ……この毒マスターが……」
「オビ、デパ、これからお菓子でも買いに行こうか?」
「わぁ、お菓子っ!」
 お菓子と聞いてオビ=ワンが嬉しそうに手を上げた。一方のデパは別に嬉しくもなさそうな顔をしながら、それでも抜け目なく意思表示をする。
「…………はるさめ」
「はるさめはお菓子じゃないぞ? でもデパちゃんははるさめが好きだからな」
「…………ぶたにく」
「豚肉もお菓子じゃないな。でもデパちゃんは豚肉も好きだからなあ」

 メイスは苦笑してデパのほっぺたをぷにぷにとつついた。なかなか答えが見つからない。デパは神秘的な目つきで虚空をにらみながら、しばしの沈黙の後ぽつりと言った。
「…………しなもんろーる」
「そうそう! それならお菓子だなデパちゃん。よくわかったなー偉いぞー」
「オビもね、しなもん好きー」
 すっかり機嫌の直ったオビ=ワンが友好的に同意を示す。デパはしばらくオビ=ワンの顔をじっと見ていたが、やがてこっくりとうなずいた。どうやらオビ=ワンとデパの間に友情が芽生えたようだ。

「では話がまとまったところで、アイレットオールにでも行くか」
 絶妙なタイミングでドゥークーがまとめに入る。
「いいですね、シナモンロールならあそこでしょう」
「イートインでお茶でも飲みながら、ゆっくりしようか」
「そういえばデパの教育についてかねがねご相談したいと思っていたことが……」
「ああ、いいとも。私でよければいくらでも……」

「ねーねー、あいっとーるのしなもんすき?」
「…………しなもんろーる」
「ねー、すきー?」
 ドゥークーに抱かれたオビ=ワンは、同じくメイスの腕の中にいるデパに親しげに話しかけている。デパはエキゾチックな視線をじっとオビ=ワンに注ぎ、こっくりとうなずいた。オビ=ワンも満足げにうなずく。

「おやおや、2人とも仲良くなったな」
「いい友達ができたな、デパちゃん」
「…………おびわんけのーび」
「オビもわかるっ。でぱちゃんっ!」
「そうだオビ。よく覚えたな。友達の名前を覚えるのは大切なことだぞ」
 2人のジェダイは聖堂内でも1・2を争う可愛いパダワンを腕に抱いて、楽しげに会話しながら立ち去っていく。
 すっかり取り残されたクワイ=ガンは呆然と成り行きを見守っていたが、ドゥークーとメイスの姿が消えたことに気付いてはっと我に返った。

「なっ……ちょっ……ま、ま、ま…………っ」
 ドゥークーとメイスがお茶しようが何しようが一向に構わないのだが。
「オビ=ワンは返してくださいマスターッ!!」
 優雅に歩いていく2人の後を追って、クワイ=ガンはあわてふためきながら走っていった。




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なぜだか好評シリーズ「かわいいぱだわん」3作目です。今回は初のデパちゃん登場。や〜、デパちゃん好きなんですよ。うちのメイスは普段は普通の人ですが、デパちゃんのことになると人が変わります。親ばかです。だいたいデフォでちゃん付け。
かわいいぱだわんシリーズは自分的に「ドゥークーでクワイ=ガンをへこます」のが目的らしいということに今回気づきました。